経営道 -経営者の覚悟- 青年経営者全国交流会in奈良

先日中小企業家同友会の全国大会、青年経営者全国交流会が奈良の地で行われました。
奈良同友会と青年部会の設営準備や告知活動は、一年前から近畿圏の仲間としてずっと見てきたので、当日を迎えた時はとても感慨深いものがありました。
京都青年部会からは例年に続き、分科会を設営し、同じ部会の仲間である、都タクシーの筒井社長に報告していただきました。

経営は、経営道という道である。
日本に古来からある、柔道や剣道、空手道などの武道と同じで、ルールだけを守っていればいいものではなく、己の精神、哲学を確立させ、人格形成の道であると話されました。

(以下日本武道協議会「武道の理念」より抜粋)
「武道は、武士道の伝統に由来する我が国で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道を修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道である。」

この、人格を磨き、道徳心を高め、人間形成の道であるという言葉は確かに経営にも通ずるものを感じます。企業経営を通じて、人間的成長、最高の人格形成、を実現させていくことなのだろうなと思います。
話を聞いた後、背筋がピッとはりました。

グループでの討論会では「経営者の覚悟」というテーマで話し合い、様々な立場の人から様々な角度から話し合いました。
私なりに思ったことは、人生においてそれぞれの分岐点で決断した時に覚悟は生まれていますが、本当の経営者としての覚悟は、会社において全責任を把握し、自覚することであると思いました。

素晴らしい仲間達と共に過ごした3日間。私の中で新たな価値観も芽生え、人が人といる意味や、何かを成し遂げる意味を再確認しました。

来月には社員旅行もありますので、次は弊社社員と共に素晴らしい2日間を過ごし、良い会社づくりを共感できればうれしいと思います。

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