第42話 量少なめで印刷したいんだけど・・・最低ロットってなんですか?

こんにちは!新人営業マンのUです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第42回を始めていこうと思います。

本題に入る前に…

この場を借りて宣伝して恐縮ですが、今年から私が所属する社内の新規事業チームで作成したメルマガを月に1回配信しております。届いてないぞ、ほしいぞという方はぜひお問い合わせフォームからご連絡ください!私を含む事務局スタッフみんなが社長に褒めてもらえます!
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こういった業務に携わっていて思うのは、情報や状況は日々変化し続けているので、常に外界に対して関心を持ち、アンテナをあちこちに向けて情報収集に努めす姿勢が大切なのだということです。
真面目ですかね。真面目ですよね。
それでは今回も気を引き締めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

さて、今回のテーマはずばり「最低ロット」です!

最低…なかなかインパクトのある字面ですね。それは1度横に置いて、「ロット」という言葉について少しご説明させていただきます。

ロット…製造業界、物流業界でお仕事をされている方は既にご存知のことかと思いますが、馴染みの無い方もいらっしゃるかと思いますので(かつての私のように…)、印刷業界で主に扱う意味でご説明させていただければと思います。

「ロット」とは、同じ条件で製造される製品の製造数量、出荷数量の最小単位のことです。物流業界では「保管ロット」「配送ロット」等いくつか種類があるそうですが、弊社のような印刷会社の場合は主に製造数量の意味で使われます。

「A4冊子を5000部」「ワンタッチ底ケースを1万枚」という表現をする場合、同じものをその数量製造する際に使われます。

さて、このブログを定期的にお読みいただいている方々は既にお気づきのことかと思いますが…

印刷は製造数量が多いほど!つまりロットが大きいほど、単価が下がる魔法がかけられます!!

ロットが大きくなっても単価が下がらないものもあり、逆にいえば小さなロット(多くの場合“小ロット”と呼んだりします)で作成しても割高にはならないものもあります。もっとも、こちらは手作業的な色味の強い製品になりますので、ひとつあたりの単価がそもそも高価になることが多いのですが…

さて、最低ロットに話を戻します。私たち営業部はお客様から「これって何個から作成できますか?」というお問い合わせをいただくことがあります。けっこうあります。
最近オープンしたばかりのお店で働かれる方であったり、開発したばかりの商品の展開を考えている最中の方であったり…そういったお客様は「まずは少ない量でつくりたい」というお悩みを持っておられたりするわけです。

この場合、技術的には1個からでもつくることができるというケースもあります。ただ、ここで最低ロットという言葉が登場します。極端な例になりますが、シンプルな例を考えるとたとえばこういうことです。

※厳密には資材費が変わってくるのですが、あくまでたとえですので極力わかりやすくシンプルにいきます。

ある製品の最低ロットが1000冊だった場合、1冊でつくった総額と1000冊でつくったそれが同じになります。

1000冊つくった場合の単価100円の冊子(最低ロット1000冊)を1冊だけつくった場合、1000冊つくった場合の単価=100円×1000冊=100000円=1冊の単価となります。
…100000円です。

1冊で10万円です!!!

1000冊つくったら1冊100円なのに、1冊つくるだけで10万円です。こんな御見積書を受け取ったらびっくりしますよね。ことと次第によっては頭にくる方もいらっしゃるかもしれません。その気持ち、とってもわかります。1冊なのになんでこんなに高いんだ!と思いますよね。

これには印刷方式の主となっているオフセット印刷やグラビア印刷の機械の宿命が大きく関わっております。印刷機は基本的に複写(同じものを大量に作成)する機械です。そのため、版付け、インキ作り、紙の準備等、印刷機が動く前段階で非常に多くの準備があります。その準備代がどうしても高くなってしまうということですね。そして準備が終わり、いざ印刷機が動きだすと、かなりの速さで複写印刷されていきます。
つまり、1枚印刷するのも、1000枚印刷するのも、準備自体は同じ工程で、あとは印刷機が次々に印刷を進めていくので、手間が変わらないということなのです。こういった事情もあり、どうしても小ロットでは単価が割高になってしまうのですね。

さらに、印刷資材である紙やフィルムにいたっても、まとめて購入する方がかなり安くなります。これも製造する際にある程度のロットで製造されているため、そのロットから外れると割高になってしまいます。

ただ多くの場合、実際にお見積りを進めてみないことには最低ロットがわからないことがほとんどで、作成する数量によっても適切な製造方法が違うことも少なくありません。

ややこしいですよね。一口に言ってくれよと思いますよね…。

そのお気持ちは重々承知なのですが、細かな仕様までヒアリングした上で最適な方法をご提案させていただいておりますので、こればっかりはどうかご容赦を…!
ですので、まずは「お客様自身がどれくらいの数量を必要としておられるのか」をお聞きしておりますので、お悩みの際はぜひ弊社スタッフまでお気軽にご相談ください♪

いかがでしたでしょうか。1冊で10万円のくだりで前後の深い~話を読んだ記憶が吹き飛んだ方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。私自身も途中で「私は一体何を書いているんだ…」と意識が遠くなりました。さて、次回はどんな深い~話でしょうか。更新をお楽しみに!

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