第41話 印刷デザインにおける画像の種類について

どうも営業部のTです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第41回を始めていこうと思います。今回も最後まで読んでいただければ大変うれしく思います。
今回はですね、簡単に印刷物のデザインに使用する画像の基礎知識の話を少~ししていきたいと思います。

一般的に、画像データは「ビットマップ画像(ラスター画像)」「ベクター画像」の2種類に分かれます。

ビットマップ画像(ラスター形式)

パソコン・スマホの画面やデジカメのデータは、小さな点(ピクセル)の一つ一つがどんな色かを指定し、それらのピクセルが集まることで画像を表現しています。このような画像形式をビットマップ画像といいます。個々のピクセルが色の情報を持つので、ピクセルの数が増えるほどデータ量も大きくなります。
例えばAdobeソフトのフォトショップで写真の画像を拡大してみると、写真が細かい四角形で表現されていることが分かります。ビットマップ画像の最小単位は四角形なので、大きく引き伸ばして使うと、ガタガタと粗く見えます。このため、印刷用ビットマップ画像を扱う際には画像解像度を意識する必要があります。画像解像度が低いとぼやけてしまったりして、画質が悪くなってしまいます。写真など、繊細な画像の表現に利用されます。
ちなみにWEBサイト上で使用されている画像のほとんどはビットマップ形式となっており、解像度を落としてサイズを軽くしたものが多いので、印刷物にそのまま使用すると大概はガタガタと粗く見えます。

ベクター画像(ドロー形式)

Adobeソフトのイラストレーターのようなパスという点の座標とそれを結ぶ線などのデータによって構成された画像のことです。点と線を数値化して、それをコンピューターが再現して表現します。
パスで作られたデータは「拡大しても画質が荒れない」「変形処理が簡単」「綺麗な形が簡単に描ける」などのメリットがあります。
しかしながら、パスは細かくなればなるほどデータが重くなるので、写真等の複雑な画像の表現には不向きです。ロゴ・図面・アイコン・グラフ・イラストなどの画像、拡大して使用する文字や絵の表現に利用されます。

最後に今回出てきた用語について解説しておきます。

【画像解像度】

「画像解像度」とは、1インチあたりにピクセルがいくつ並ぶかを示す単位。また、一つのピクセルがどれだけの種類の色を表現できるかを示すのが「ビット深度」といい、このビット深度の数が大きければ大きいほど、多くの色数を表現できるが、データ量も大きくなります。
「インチ」とはdpi(Dot Per Inchの略)1インチ…約2.54cm

【Illustrator/イラストレーター】

直線や曲線を美しく描くことが得意なソフト。図や地図、ロゴ、イラスト等を作成するために利用します。ベクター画像を扱うので、拡大しても画質が劣化することはありません。文字を入力したり、ビットマップ画像を配置できるので、レイアウトデザインなどの作成によく使用されます。

【Photoshop/フォトショップ】

写真やビットマップ画像の補正・加工を行うソフト。画像の大きさの変更や切り抜き、色や明るさの調整・変更、複数の画像合成などかなり複雑な画像加工ができます。

それではこのへんで!次回!!〇〇〇〇営業マンの素晴らしいお話です!!!!ではまたの更新をお楽しみください(^_^)/

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