営業部のOです。今回は、日本の紙幣(日本銀行券)印刷についてお話をさせて戴きます。
2024年7月3日から新紙幣が発行されます。
10,000円札が福沢諭吉から渋沢栄一
5,000円札が樋口一葉から津田梅子
1,000円札が野口英世から北里柴三郎へ
現在発行されている上記の紙幣は2004年11月1日発行で20年振りに新紙幣が発行されます。
余談ですが、2004年発行の前が1984年11月1日に
10,000円が福沢諭吉
5,000円が新渡戸稲造
1,000円が夏目漱石です。
懐かしいですが、ついこの間まで使用していた気がします。
さて、紙幣に使用されている素材は、古くから和紙の原料として使用されている、みつまた、アバカ(マニラ麻)等です。強い耐久性があり、また、偽造されにくいことも重要でお札独特の色や風合い触った時の独特の感触は偽造発見の第一です。抄造時には「すかし」もいれています。
印刷を含め数々の偽造防止技術が施されています。
基本的には、表面は凹版2色・地模様など12色。裏面は凹版1色・地模様など6色。従来から施されているのが、潜像模様、パールインキ、マイクロ文字、深凹版印刷、識別マーク、すき入れバーパタン、そして特殊発光インキです。
また、今回から取り入れられているのが、高精細すき入れと3Dホログラムです。
日本の紙幣の印刷技術は、偽造防止のために新たな技術を取り入れて発展してきました。日本の紙幣には世界に誇れる印刷等の技術が詰まっています。
次回は、印刷技術を紹介させていただきます。