「決める」という事 -「成功」の反対は、「失敗」ではない-

昔ある研修で、「経営者の仕事とは?」という内容の講演がありました。
その講演で仰っていたのは、経営者の仕事は「決める事」でした。

「決める事」。それは非常に深い意味がありました。

私達は常に様々な選択に迫られ、その中から何かを選んで生きています。その1つの事を選択し決めた時点で、他の事は捨てているという事です。
では、今までに何を捨てて、何を捨てなかったのか。
そして、何を決めて、何を決めなかったのか。

さらに補足しますと、
「決める」という事は、保留する事ではない。(私はここで保留するという決断をしたと思っていたのですが・・・)
服を買いに行って、迷ったので、また今度にするのは決めているのではない。
またそれを後日買いに行った時点で時間が戻っている。
大切なのは、決める事によって次のステージへ行かなければならない。

この次のステージというのがなるほど!の部分ですね。もちろんこれは一例ですので、買った事自体が正しいかどうかは別の話です。
しかし、何かを進めていかないといけない場合、決断を先延ばしにするのはとても貴重な時間を無駄にしている事になります。買わないと決めていれば、その代わりに何かを買おうかの次の選択肢が出ますしね。悩むのが長いより、失敗した方が良いということですね。

つまり・・・
「成功」の反対は、「失敗」ではない。
「失敗」は成功する為の過程で必要なもの。
「成功」の反対は、「何もしない」という事。

私もこれまで失敗を恐れて何度も保留してきた事があります。決めていく優先事項を考えた時に、今は他の事を決めるためにこの件は保留にするっていう事って結構ありますよね。でもそれは次のステージへいくチャンスを逃し、また検討する時に時間を戻しているという意識は持っておかないといけないですね。

コロナ禍で会社の体制やビジネスモデルもいろいろと変革を進めていますが、やはり失敗も多いです。けれども、とにかく次のステージへいきたいという信念をもって、「決める」事を意識して続けていきたいと思います。

最後に、最高の経営者の3つのポイントを教えてもらったので、そういう人間になろうと思います。
1.素直
2.勉強好き
3.プラス思考

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