第7話 段ボール箱の形状と保冷出来る段ボール

どうも営業部のTです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第5回を始めていこうと思います。今回も最後まで読んでいただければ大変嬉しく思います。
今回はですね、飲食店企業様向けに通販用箱でよく使用されている段ボール箱の話を少~ししていきたいと思います。

昨今、売り上げの幅を広げるために通販での販売が増えてきております。通販での販売を始めたいけど、どのような箱に入れていいかなど悩んだ経験はございませんか?
私も、お客様から通販での販売を検討中だが、どのような箱があるか?オリジナルサイズで作成できるか?印刷はできるかなどの相談を受けております。
一般的に段ボールで発送されると思いますので、段ボールについて一部紹介させていただきます。

箱の形状

【みかん箱タイプ/A式】

最も多く出回っている箱の形状で、上面と底面をテープで封をします。
発送用や、引越しの時などに多く使用されています。
紙の無駄もなく製造工程もシンプルなのでコスト面で低く抑えられます。

ヤッコ型(たとう式)

平らな物を風呂敷のように包む形状で、上面をテープで封をします。
主に長さ・幅に対して高さの低い、薄物の梱包用に使用されるケースが多くて、書類やカタログ・CDなどの薄物梱包の発送箱として多く使用されています。
欠点としては、強度が他の形状と比べると弱いことです。

組立箱/N式

1枚の平面段ボールを組み立てて作る形状で、テープや糊付けなしで組み立てられる箱です。上面が差し込み式のフタになっているのがN式です。
N式は、見た目の良さからギフト箱などで使用されるケースが多いです。
額縁と呼ばれる折り返しの面で側面を作り出し、横面を挟み込んで箱の形にします。
メール便などの発送箱として、よく使用されています。

C式

お弁当箱のような蓋と身が分かれている箱で、丈夫で高級感があります。
贈答品のケースとして多く使用されていて、底抜けの心配もない形状です。
欠点としては、蓋と身それぞれの箱代がかかるためコスト面で高くなります。

B式

上下のフタを差し込む形状の段ボールをB式と呼びます。
底が組底にした形状や底の2ヵ所に糊貼りしてあるワンタッチ式タイプの形状があります。ワンタッチ式タイプの方は、底面の組み立て作業が無いため、梱包効率が非常に高くなります。
ただ、あまりに重いものを入れると底が抜ける恐れがあります。
ですので、軽量の発送箱として使用されています。

なかでも多い悩みが冷凍、冷蔵物を通販で発送したい時!
一般的には、発砲スチロール箱を使用されますね。
発砲スチロール箱は冷凍、冷蔵物の保冷力があり、そのまま発送できるのは強みです。
ですが、在庫管理する上で置き場所のスペースをかなりとったり、上品に見せたい時などに見た目がよくないことや、受け取った側の処理が困るということが欠点です。

そんな悩みを解決できる素材がございます。
それが

エコクール

という素材です。

この素材は、自動車塗布等に利用されている「雲母(マイカ)」を段ボール原紙に特殊加工した製品です。
「雲母(マイカ)」は、熱反射性に優れ、熱を伝染させにくい特性を持つ素材で、段ボールに高い断熱性を実現しております。
また、結露によるケース強度劣化に備えて、耐水コートをほどこしています。
そして、耐水コートをほどこすことによって耐水性を高めているので、水分の多い食品や結露の起こる内容物の輸送に最適です。
なので、エコクールを使った段ボールでしたら、発砲箱特有の悩みを解決しつつ、古紙としてリサイクル可能で環境面にも配慮されていますのでおすすめです!!
なかには、発砲箱の代わりにエコクルール素材を使った段ボール、その上から通常の段ボールを使って梱包されるお客様もいらっしゃいます。

一度お試しでサンプル作成してみてはいかがでしょうか( `―´)?
それでは今回の「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」はこのへんで!
また別の回で今回お伝えできなかった部分を紹介できればなと思います。

次回!!スーパー〇〇営業マンの大変有難い話です!!!!
ではまたの更新をお楽しみください( ̄― ̄)

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