こんにちは!「印刷物のちょっと深~い話」第49話を担当させていただきます、新人営業マンのYです。
今回は印刷における加工の「小口染め加工(エッジカラー)」について話していこうとおもいます。最後までお付き合いいただければ幸いです。
早速ですが、印刷物の加工である小口染めまたはエッジカラーと呼ばれる加工方法をご存じでしょうか?
小口染め・エッジカラーとは
小口染めとは印刷物の断裁面(側面)に着色する加工方法で、一般的な印刷物では用紙の表面・裏面に印刷するのが基本ですが小口染めでは用紙側面の縁に色を着色します。
小口染めの特徴としては、用紙の断面に着色することで他の印刷物に比べてインパクトやデザイン性が高まり差別化を図ることができます。
使用する用紙に関してはある程度厚みのある紙の方が紙の断面の面積が大きく着色面が目立つので、厚みのあるしっかりとした用紙に小口染め加工を施すのがおすすめです。
小口染めの使用用途
用途としては名刺・ショップカードが多く、シンプルなデザインの名刺やショップカードに小口染め加工を施しオシャレな印刷物として差別化が可能です。
その他では本にも小口染めに近い印刷方法としてエッジプリントと呼ばれるものがあり、製本の際に使用することが多く、冊子の小口側の側面に印刷する装飾加工で辞書の索引などの印刷に使用されます。
小口染めの加工方法
加工方法としては職人が手作業で染める方法や機械で印刷する場合もあります。名刺やショップカードなどは手作業のものが多く、職人がインクを用紙の側面に手作業で着色する細かい作業です。製本の際にはページ数が多いので特殊な機械で対応します。注意点として手作業の場合は色の濃度差が生じる場合がありますが私的にはそれも味があって良いのではないかなと思います笑。
名刺やショップカードなどにアクセント加えたい!他とは違うデザインで作成してみたいと思っている場合にちょっぴり参考にしていただければ幸いです^^
今回の印刷物のちょっと深い~話はこの辺りで失礼しようかと思います。最後までお付き合いありがとうございます!次回の深い~話もお楽しみに!