第48話 ステッカーってなんだろう

こんにちは!営業部のKです。「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第48回を始めます。48回目となる当コーナーですが、今回はステッカーの話をしていきたいと思います。第13回でシールと糊の話をしているのでその続編として読んでいただければ幸いです。

ステッカーとシールの違い

以前シールについてこのブログで書いたのですが、そもそもシールとステッカーの違いはなんなのかという部分から話していこうと思います。

シール

シールは糊の付いた紙片の事を指し、主に紙素材であまり耐久性の高くないものがシールと呼ばれます。屋内での使用を想定されたものがシールと呼ばれることが多いです。

ステッカー

ステッカーはシールの中でも特に長期間使用する事を想定されているものを指し、主に屋外で使う事を目的として作られます。ステッカーは塩ビやアルミPETなどフィルム素材を使用して作成する事が多く耐候性や耐久性が高いのが特徴です。

ステッカーの素材

ここからはステッカーに使用される素材の解説をしていこうと思います。

塩ビ

ステッカーで使用される素材として最も一般的で、価格を抑えてステッカーを作成したい時などによく選ばれます。安価ながら耐水性があり耐久性も高いので屋外での使用にも向いています。
塩ビのステッカーは車のボディなど貼る場所に色が付いていても裏写りしないようにグレー糊(名前の通り灰色の糊)を使用して作成する事が多いです。

メタル

金や銀の光沢があるフィルム素材で高級感を出したい時などに使用されます。作成時に表面に貼るラミネートの種類で仕上がりのイメージが変わり、グロスのラミネートなら光沢感はそのままで、マットのラミネートなら落ち着いた仕上がりになります。

反射

暗い場所で光が当たった時に光を反射する素材です。夜間に車のライトなど光が当たると反射して光る素材なのでバイクや自転車に貼り事故防止に役立てる事ができます。

ホログラム

表面に細かい凹凸があり反射した光が互いに干渉しあって虹色に輝きます。他の素材と比べると割高ですが偽造防止やキラキラとしたデザインで作成したい時などに選ばれます。

終わりに

今回はステッカーについてシールとの違い、よく使われる素材の話をしてみました。
シールとステッカーは明確に区別されている訳ではなく使用される場所や作成する素材によって区別されているという事が分かって貰えたかなと思います。(僕はこの話を初めて聞いた時はなんとなく思っていたイメージ通りだったので妙にしっくりきました)
ステッカーの作成に使用する素材も他の印刷物同様に色々な種類がありもし自分がステッカーを作るならどういうものを作ろうかなと考えるのも楽しいですね。
今回はこのあたりで終わりたいと思います!それでは次回もお楽しみにー

最近のブログ

  1. 第57話 趣のある製本・和綴じ製本

  2. 第127回 カフェイン断ちのススメ

  3. 第126回 「センスがないので引退式」 

アーカイブ
TOP