第14話 プラスチックへの印刷

こんにちは!「印刷物のちょっと深~い話」第14回を担当させていただきます営業部の新人のYです。
印刷物のちょっと深~い話のコーナーの担当が回ってくるたびに日々の仕事の中から学んだことや感じたことを考えながら思い出し「何書こうかな~」と思いを巡らせている新人Yであります。深~い話ができるよう頑張っていきますので最後まで読んでいただければ大変嬉しく思います。

今回は「プラスチック素材への印刷」についてお話しさせていただきます。

<プラスチック素材について>

プラスチック素材といっても種類はたくさんあり、ポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)・ポリスチレン(PS)・ポリエチレンテレフタレート(PET)など、これら以外にもたくさんの種類が存在し、一つひとつに名前があり、使用用途ごとに適した素材を使用し、普段私たちが目にするプラスチック製品が製造されるわけです。

<プラスチック素材への印刷>

私たちの身の回りに無数に存在するプラスチック製品。例えば、食品容器・ペットボトル・袋やフィルム・日用品・クリアファイルなど様々なものがプラスチックでできています。そこでそれらの製品には商品名や使用用途や絵・ロゴなど様々な形で印刷が施されています。

ではこのようなプラスチック素材にどのように印刷が施され、私たちが日常生活で目にするプラスチック製品となっていくかを簡単に説明していきます。

プラスチック素材への印刷方法

プラスチック素材への印刷方法は複数あり、素材や作成するものに適した方法で行います。例えば写真のような立体的なプラスチック容器に印刷をする合には以下の方法があげられます。

プラスチックボトル

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①シルクスクリーン印刷
②UV印刷
※①・②こちらの2項目は「印刷物のちょっと深~い話 第8話」にて私の先輩が詳しく且つ分かりやすい内容で書いているので、シルクスクリーン印刷とUV印刷に関してはこちらを参考にしていただきたいと思います。
③ホットスタンプ(箔押し)
④パッド印刷
これらの印刷方法で印刷が可能です。③・④の印刷方法について簡単に説明すると

  • ホットスタンプ(箔押し)
    転写させたいデザインの金型(箔押し用の版)を作り、金型と印刷物の間に箔を敷き、金型を上から押し込みます。その際、約170度の高温の熱と圧力をかけることで、印刷物に箔が熱転写されていく加工方法が“箔押し印刷”です。
    特徴として金型と印刷物の接地面のみにゴールドやシルバーなどの箔が転写され、メタリックな輝きを施すことができます。箔押しは高級感や製品を際立たせる効果があり、会社ロゴや商品の文字などに使用されるお客様が多いですね。
  • パッド印刷
    パッド印刷とは凹版を使用して版上のインキをシリコンパッドに一次転写し、被印刷物に二次転写を行なうオフセット印刷の一種で、弾力のあるシリコンパッドで印刷するため、平面ばかりでなく多少の曲面や凹凸面にも名入れが可能です。 小さな文字、ロゴマークなども表現しやすい方法です。

プラスチックに印刷は難しそうに思えて実は様々な方法で印刷が可能なのですね。

最近だと、マスク着用が当たり前になってきましたが、マスクを食事の時などしまっておくマスクケースの需要も高まっており、クリアファイルと同じような仕様でデザインにロゴやキャラクターなどの印刷を施し、オリジナルPPマスクケースを作成されるお客様も多いです。これもプラスチックへの印刷のひとつですね(^^)

時代ともに変わっていく需要への対応やお悩み事解決に向け、日々勉強あるのみ!と思った営業部新人Yでした。
それでは今回の「営業部マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」はこのへんで!
では、次回の更新に乞うご期待!

アイキャッチ画像クレジット:Designed by frimufilms / Freepik

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