第13話 シール糊と素材の種類

こんにちは!営業部のKです。
今回は「シール」についてお話させていただきます。

食品パッケージや販促ツール、事務用品など様々な用途で使われ、生活の一部に組み込まれていると言っても過言ではないシールですが、用途によって様々な素材や形状、印刷方法が有ります。
今回はそんなシールについて紹介していこうと思います。

シールの粘着の種類

色々な場所で使われるシールですが、用途や使用される場所によって粘着方法の種類も異なっています。

一般粘着

名前の通り一般的な用途のシールを作成する時には「一般粘着」の糊が使用されます。プラスチックやガラス、金属など多くの材質のものに貼ることが出来て、汎用的に使うことが出来ます。

強粘着

一般粘着の糊の粘着力をさらに高めています。表面がでこぼこしたものや湾曲しているものにも貼ることが出来ます。張り付けた後に剥がれてはいけないものに使用するので、後で剥がすことは出来ません。

再剥離粘着

張り付けた後に再度剥がすことが出来る粘着糊を使用しています。粘着力は強くないので、すぐに剥がすものに使う用途に向いています。宅急便の送り状などに使われています。

冷凍用粘着

通常のシールの糊は低温下では糊が固くなり粘着力が弱まるのですが、冷凍粘着用の糊は冷凍庫の中など温度の非常に低い場所でも粘着力を維持出来ます。冷蔵庫や冷凍庫から頻繁に出し入れするような食品用のラベルに向いています。

シールの素材

シールの素材には紙素材やフィルム素材といった様々な種類があり、紙とフィルムそれぞれの中でも素材の種類を選べます。

紙素材

  • 上質紙
    表面塗工のされていない印刷用紙を使用しています。一般的な用途で使用されることが多く、比較的安価に作成出来るので、消耗品など大量に使用するようなものによく選ばれます。
  • ミラーコート紙
    鏡面仕上げされていて表面に光沢が有ります。ラミネート加工との相性も良く、写真などを鮮明に印刷したいときによく用いられます。
  • 和紙
    雲竜紙や大礼紙、金ツヤなど色々な種類の和紙がシールの素材として使われています。上品な雰囲気や豪華なデザインなど、他の紙素材とは変わった風合いが出せるので、和菓子や佃煮などの食品パッケージに用いられることが多いです。

フィルム素材

  • PETフィルム
    破れづらく、耐水性や耐候性にも優れている素材です。透明PETの素材も有り印刷適正も高いのでフィルム素材の中でもよく使われています。
  • ユポ
    ポリプロピレンを主に使用した合成紙です。この素材も耐候性や耐水性に優れていて、鉛筆などで書き込むことが出来るので食品パッケージや屋外で使用するポスターなど場所や用途を選ばずに使用できます。
  • ネーマ
    PET素材の上にアルミ蒸着加工を行った素材です。耐熱性、耐久性に優れていて金・銀などいくつかの種類が有ります。工業製品や電化製品に貼るシールとして良く使われています。

シールの印刷方法

  • 凸版印刷
    刷版の凸部分に直接インクを付着させて印刷する方法で、印鑑などと同じ原理で印刷されます。色数の少ない(2色ぐらいまで)シールの印刷や箔押しのラベルなどは凸版印刷で作成する事が多いです。
  • オフセット印刷
    前回の当ブログでも解説している印刷方法ですが、シール印刷にも用いられます。食品用のラベルなど細かい色の表現が求められるシールを作るときにはオフセット印刷で作成する事が多いです。
  • オンデマンド印刷
    オンデマンド印刷は刷版を用いない印刷方法です(詳しく説明すると長くなってしまうので、今回は説明を割愛します。プリンターの非常に高性能なものと思ってください)。オンデマンド印刷は小ロットのシールの作成に向いているので、店頭用のPOP等の作成に適しています。

終わりに
今回はシールの種類について色々と紹介してみました!弊社でもアパレル用に繊維用糊を使用したシールの、オンデマンド印刷での作成などもしており、少し変わった用途のシールを作る事も可能です。

あらゆる場所で使われているシールですが、今回紹介したものもほんの一部で、まだまだ色々な素材や粘着糊の種類などがあり、この場所では語りつくせない程です。(また別の機会が有れば今回は紹介出来なかったもっとディープなシールの話をしてみたいと思います)

それでは今回はこのあたりで終わろうかと思います。次回もよければ読んでみてください!最後までお付き合いいただき有難うございました。

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