第41回 人の居場所

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、私この度2010年1月より、株式会社京富士印刷 専務取締役に就任致しました。これもひとえに皆様のご支援のおかげだと思います。ありがとうございます。
役職というものは気持ちの面でも影響するのか、しっかりと身が引き締まる思いがします。ただやはりまだまだ若手営業マンではありますので、いつのまにか今の立場が自然になればいいなぁと思い、精進していこうと思います。このコラムのタイトルも、その内変える事ができたらなと・・・。

今回はそんな事もありましたので、少し印刷業と外れてしまいますが、日頃私がよく考察しています、人の居場所という事を書いてみたいと思います。少し重たい内容になってしまうかもしれませんが、楽な気持ちでお読み頂ければ幸いです。

まず人の居場所というのは、複数人でいる時の自分の立ち位置の事とします。立ち位置を考える上で大切な事は、その複数人の中で自分はどういう立場なのか、周りの人がその人の事をどう見ているか、そして自分はその人達の中でどう思われたいかなどだと思います。

人は1人でない以上は誰かとコミュニケーションをとると思います。コミュニケーションの取り方は人それぞれ違うと思いますが、その手法には上記のポイントが少なからず影響すると思います。発言する時1つをとっても、自分の立場を考えて言うのか、周りの人からどう思われるかを考えて言うのか、または何も気にせず思った事を言うのとでは発言内容が異なってくると思います。そしてそれは変えるべきなのか、はたまた変えない方が良いのかは、TPO(時・場所・目的)によって適切な対応も異なると思います。これは職場だけでなく、プライベートな場でも同じだと思います。

けれどもここで1つ重要な事は、聞く人からすれば、何を言うかではなく、誰が言うかの部分が重視される事が往々にしてあるという事です。これがその人の居場所から発生した、「人格」「人柄」「キャラ」の部分だと思います。
その居場所でその人はどんな人柄なのか、ですね。つまり話す人によって信頼度・影響度が違うという事です。
皆さんもご経験はないでしょうか。「あの人の話は妙に説得力がある。」や「あの人の言っている事は正しいかもしれないが、どうも信用できない。」「あの人ならしょうがないけど許せるなぁ。」などです。もちろん話し方の技術にもよるとは思いますが、それはその人が今まで培ってきた人柄に他なりません。そして周りの人達からの評価は、その中での自分の居場所に大きな影響力を生みます。そしてその居場所は人によって様々な面があると思います。例えば家庭の自分と職場の自分と交友場の自分などですね。

何が言いたいかといいますと、立場や役職によって言葉を使い分ける事よりも、その人がその立場に本当に相応しいかどうか、又は相応しくなりつつあるかが大切な部分なのだと思います。自分や周りの人達からの評価で、ですね。そうする事で本当の自分の居場所が出来るのだと思います。

人は本音で話さないと伝わりにくい生き物だと思います。大人になると、その人が本当にそう思っているかどうかをどうしても考えてしまうと思います。ですので、自分の本音がその時の自分の立場の意見と近くなる事が、自然な自分の思いを伝える事に繋がるのだと思います。とまあこのような事を考えながら今日もまた考察の日々は続いていくのですが・・・。

最後になりましたが、本年も私共々京富士印刷をよろしくお願い致します。

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