組織的経営 -どうすれば社員一人ひとりの自主性が発揮できる組織になるか-

私が所属する中小企業家同友会の中小企業問題全国研究集会(香川)に参加してきました。
組織的経営というカテゴリで、「社員一人ひとりの自主性が自然に発揮できる組織づくり」というテーマで報告を聞き、グループ討論では、「どうすれば社員一人ひとりの自主性が発揮できる組織になるか」というテーマで話し合いました。
それぞれの会社で社員に自主性を持ってもらうための様々な取り組みが発表され、それについての悩みを共有しました。

・欲がない社員にどうしたら主体的に仕事してもらえるか。
・給料とやりがいのバランスをどうとったらいいのか。
・業績のみを追求する社員にどう理念に共有してもらったのか。
・社員教育で自主性は育つものなのか。

など、課題がいろいろとある中で、経営理念のような大きな考え方から、各店用など業務単位での理念に絞って社員に分かりやすくした方が、最終的に経営理念を理解してもらうことに繋がり、社員の自主性意識が上がるのではないかという意見であったり、同友会の理念である「自主・民主・連帯の精神」の意味をしっかりと理解し、それを会社でも生かすことが大切なのではないかという意見も出ました。

私はその中で、経営理念に沿ったステップアップが出来る仕組みとそれを応援・称賛し合える風土や環境を作ることが、社員の主体者意識と理念の浸透へと進むのではないかと感じました。また、それを作る過程こそがどんな会社を作りたいか、どんな人になってほしいかを社員と意見を共有する場にもなるので、これは絶対に実践していこうと思います。
また、会社として一つの大きな考え方である経営理念を、各部署、各個人に向けてメッセージ化した方が、一人ひとりの理解に繋がるのではないかとも思います。

基調講演では、事例を説明してもらいながら、徹底的に地域と共に歩んでいることの大切さを聞くことが出来ました。やっぱり地元あっての会社ですからね。

社会に貢献するっていろいろな形がありますが、人の繋がりなくしてはそれもなかなか難しいのではないかと思います。それを一番身近な地域の人達と繋がることが基本にあって、それが全国へと繋がっていくことを意識させられました。

最近のブログ

  1. 第126回 「センスがないので引退式」 

  2. 第56話 「印刷クイズの超難問!?」

  3. 第55話 日本の紙幣(日本銀行券)印刷

アーカイブ
TOP