話し手より聞き手になるコミュニケーション

先日私の所属する中小企業家同友会青年部会の6月セミナー例会が開催されました。
内容は龍谷大学で心理学を研究されている吉川悟教授を講師にお招きしてのセミナーでした。
テーマは「無自覚な動作を自覚・修正する」 ~実践的なコミュニケーション・スキルの向上に向けて~ というもので、コミュニケーションの基本や人間関係を、人間心理を考えた上での行動やスキルを学ぶというものでした。

心理学というと少し固い気もしつつ、なぜかわくわくするのは私だけでしょうか。多分、昔よく体験した心理ゲームの面白さがイメージとして残っていて、そこにつながると思っているからでしょうか。人間の心理を研究するということは、いつになっても面白いものだと思いますし、その1つとして、単純に心理学を学べば人の心が分かると思ってしまう側面はあると思います。(実際はそんな簡単なものではないと思いますが・・・)。けれども、人の心が分かることになぜこんなに興味が湧くのか不思議なものですね。

と、まあ話がそれてしまいましたが、セミナーの内容で、一番私が興味を持った内容は、コミュニケーションは「情報伝達」と「対人操作」の側面があり、人の話を聞き出すための考え方である、「対人操作」という話に興味意識が向きました。
その方法は、質問を組み立て、発想を広げられる絶妙な問いかけをしながら、あくまでも自身は聞き手に主眼を置くというものでした。そして、聞き手をしながらにして、相手を操作する。 私達は立場上、発信力に憧れて、話し手になりたいと思いがちですが、聞き手になる方が、良好な人間関係を築けるということです。これは利己主義やら民主主義やら個性主義やら協調主義やら色々な考え方がある中で、私自身がよく考えていたことだと思いました。

今回このセミナーを聞いて、普段から実践していることもあるなぁと思い、自己理論の裏付けをしている自分がいました。自分なりに考えてきた人間心理と、今回の内容をミックスして、良い話し手と良い聞き手というものをもう一度考え直し、活きる力にしていきたいと思います。

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