第9話 製袋加工とグラビア印刷

こんにちは!営業部のYです!
今回は新人営業マンの私が担当させていただきます。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第9回 START!!

今回は「製袋加工とグラビア印刷」についてお話させていただきます。

まず初めに製袋加工(せいたいかこう)とは、紙や原反で出来上がったフィルムを使用して様々な袋状に加工することです。
日々の生活の中で様々な場面で目にする袋ですが、「袋」とひとくくりに言っても、すごい数の種類の袋が存在します。

皆さんも生活の中で知らない間に手に取っているのではないでしょうか。その中でも食品包装などによく用いられやすい身近な袋を紹介していきます。身の周りの商品など思い浮かべながら読んでいただければと思います。

合掌袋

1枚のフィルムを背中と底で貼り合わせた、基本の形。皆さんご存知ポテトチップスの袋。

ガゼット袋

厚みを持たせるため、合掌袋の側面にマチ(折り込み)を入れた形。立体的なつくりで、マチの部分だけ合掌袋より多くの容積を入れることができます。カステラやクッキーなどが入っているイメージ。

二方袋

フィルムや紙を半分に折り、折り部を底部として、両側をシールした形。紅茶などのティーパックなどに用いられます。

三方袋

二枚のフィルムを底と側面の三方を貼り合わせた基本の形。

三方チャック袋

三方袋にチャックがついた袋です。密封性、防湿性、再封性がありコンビニなどに売っているグミの袋などでよく見かけます。

スタンド袋

袋の底を円形にするなどして、袋が立ち上がるように製造された形状のものです。
スープ類など、液状のものの包装に適しています。

サイドシール袋

サイドシールとは、袋の両サイドを熱刃により、熱圧着とカットを同時に行い作成した袋。

ボトムシール袋

筒状のチューブを袋の長さにカットし、底を熱シールで溶着して袋の形状。一般的なポリ袋、ビニール袋はボトムシール袋の形状をしている。

パッケージ完成までの流れ

1 印刷
商品パッケージが完成するまでには様々な工程がありますが簡単に説明すると、まず初めに作成したいデザインのデータを基に印刷方法を考えます。菓子袋への印刷はオフセット印刷やグラビア印刷がよく用いられます。今回はグラビア印刷で印刷する場合、実際にどういった仕組みで印刷されているのかを簡単に説明します。グラビア印刷の版は「シリンダ」と呼ばれる筒状の形をしたもので、シリンダに彫り込まれた図柄は、小さい凹型のくぼみから構成されていて、それらは「セル」と呼び、そこにインキが入り、フィルムに転写されます。 グラビア印刷では、セルの大きさによって、フィルムに転写するインキの量をコントロールします。
>グラビア印刷のメリットとして、色の濃淡を表現するのに優れているので、写真の再現に使われることが多いです。さらに、グラビア印刷で使用される版は、耐久性に優れています。リピートで使用する場合は、1枚あたりのコストが安くなるという点が挙げられます。
逆に、オフセットに比べ初期のコストが掛かることや、原反(印刷素材)に1色ずつ押し当てていくため、色が増えれば増えるほど、原反に押し当てる回数が増え、位置がずれる(版ずれ)可能性が高くなるという事が挙げられます。

2 製袋加工
印刷が完了すれば、次は印刷後の原反を袋の形に加工していきます。
製袋加工では、冒頭で紹介した様々な種類の形状の袋ごとにボトムシール機、サイドシール機、チャック機など私たちが普段聞いたことの無いような製袋機を用いて袋は完成していくのです。
『日々私たちが消費している袋は様々な高度な技術で作成させているんですねぇ~♪(^^)』
今回はこのへんでFINISH‼とさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。自分自身もっと知識を深め、より深~いお話が出来る様、日々精進します。
ではまたの更新をお楽しみください(^―^)ノ

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