第86話 「白黒のポテトチップス」はなぜ生まれた?印刷を支えるナフサの話

こんにちは、営業部のSです🐰

突然ですが、みなさまは覚えていますか?

ポテトチップスのパッケージから「色がなくなる」という、驚きのニュース‼️

2026年5月カルビーは中東情勢の影響による一部商品の仕様見直しを発表し、
対象商品のパッケージをカラー印刷から白・黒の2色印刷へ変更しました。

今ではすっかり見慣れた方もいるかもしれません。

では、なぜポテトチップスの袋が白黒になったのでしょうか?

実はその背景には、普段あまり聞き慣れない「ナフサ」というものが関係しています。

今回は、このニュースをきっかけに、
ナフサと印刷インキ、そして世界情勢と印刷の意外なつながりについて
印刷会社の視点からご紹介します📝


なぜポテトチップスのパッケージが白黒になった?

今回のポテトチップスのパッケージ変更は、単なるデザイン変更ではありません。
原材料の調達環境などを踏まえ、商品の安定供給を優先するための企業側の工夫です。

普段、私たちはパッケージを見て、
「このデザイン、かわいいな🥰」
「この色、おいしそうだな🤤」と感じますよね。

しかし、その「色」を印刷するためにも、実はさまざまな材料が必要です。
そして、その材料のさらに先には、
石油や化学製品、海外からの輸送など、世界規模のサプライチェーンがあります。

そのキーワードのひとつが「ナフサ」です。


「ナフサ」とは?

ニュースなどで「原油価格」という言葉はよく聞きますが、
「ナフサ価格」となると少し難しく感じるかもしれません(゜-゜)💭

ナフサとは、原油を精製することで得られる石油製品のひとつです📌

そしてこのナフサは、プラスチックや合成樹脂など、
さまざまな石油化学製品をつくるための重要な原料になります。

  1. 原油
    ↓
  2. ナフサ
    ↓
  3. 石油化学製品
    ↓
  4. さまざまな製品

簡単にイメージすると、こんな流れです👀

私たちの身の回りには、石油化学製品を原料とするものがたくさんあります。
そして、その中には「印刷」に関係するものもあります。


実は「印刷インキ」もナフサとつながっている

印刷会社にとって、インキはなくてはならない材料です。
チラシ・パンフレット・会社案内・パッケージなど、さまざまな印刷物の色を作っています。

しかし、インキは単純に「色のついた液体」というわけではありません🙅🏻‍♀️

顔料や樹脂、溶剤など、さまざまな材料からできています。
そして、その中には石油化学製品を由来とする材料もあります。

  1. 原油
    ↓
  2. ナフサ
    ↓
  3. 石油化学製品
    ↓
  4. インキの原材料
    ↓
  5. 印刷

こんな感じで、少し遠回りですが意外なつながりが見えてきます👀

ただし、ここで注意したいのは
⚠️「インキ=石油」ではない⚠️ということです。

また、すべてのインキがナフサから直接作られているわけでもありません。
「印刷インキを支える材料の一部が、石油化学産業とつながっている」と考えるとわかりやすいでしょう💡


では、なぜ中東情勢が印刷に影響するの?

ここで、最初の「ポテトチップス」の話につながります。

中東情勢が緊迫すると、原油・ナフサの供給・輸送などに不安が生じることがあります。
2026年4月に、印刷インキ工業会が、中東情勢の緊迫化によって原油・ナフサの供給が不安定になり、
それらを基礎原料とする溶剤や樹脂などの調達に制約が出ていると公表しています。

つまり、

  1. 中東情勢
    ↓
  2. 原油・ナフサ
    ↓
  3. 石油化学製品
    ↓
  4. インキの原材料
    ↓
  5. 印刷

という繋がりです。

「中東で起きていることが、どうして日本の印刷に関係するの?💭」
と思ってしまいますよね。

しかし、こうしてひとつひとつ辿ってみると、
世界で起きている出来事が
私たちの身近な印刷物にも繋がっていることがわかります☺️


白黒のポテトチップスは「デザイン変更」だけではない

今回のパッケージ変更を見ると、
「白黒のデザインに変わった」ということに目が行きがちです👀

しかし、その背景には原材料の調達環境や商品の安定供給を考えた企業側の判断があります。

普段何気なく手に取っているポテトチップスの袋にも、実は世界のさまざまな出来事が関係しているのです。
パッケージの「色」の裏側にまで目を向けてみると、いつもの商品が少し違って見えてくるかもしれません😉


印刷は、意外と「世界」とつながっている

印刷会社で働いていると、紙やインキはとても身近な存在です🎨
毎日のように使っているので当たり前のように感じてしまいます。

しかし、少し視点を変えてみると…。

  1. 紙やインキがある
    ↓
  2. 材料を作る人がいる
    ↓
  3. 原料を調達する
    ↓
  4. 海外から運ばれてくるものもある
    ↓
  5. 世界の情勢が影響する
    ↓
  6. 私たちの印刷物につながる

という、大きな流れの中で印刷が成り立っていることが分かります💡

今回の「白黒のポテトチップス」は
そのことを身近に感じられるひとつの出来事だったのではないでしょうか。


「ナフサ」という言葉を見かけたら

これからニュースで「ナフサ」という言葉を見かけたら、
💡「そういえば、印刷インキにも関係していたな」
と思い出していただければ嬉しいです☺️

一見すると関係のなさそうな、中東情勢とポテトチップス。

その間には、
原油 → ナフサ → 石油化学製品 → インキ → 印刷
という意外なつながりがありました✍🏻


印刷について気になることがあれば、京富士印刷へ

普段何気なく目にしている「印刷物」。

その一枚の紙、ひとつのパッケージの裏側には、
実は世界中のさまざまなものがつながっています🌎💫

京富士印刷では、印刷物の制作を通してお客様の「伝えたい」をカタチにしています。

  • こんな印刷物を作りたい
  • この用途に合う印刷方法を知りたい

など、印刷について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください💁🏻‍♀️

印刷のことなら、京富士印刷へ。
【お問い合わせはこちら】


今回は、印刷と「ナフサ」の意外なつながりについてご紹介しました。
次回も身近な出来事から印刷の世界を少し深掘りする「印刷のちょっと深い~話」をお届けします🌐🌱

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