Sさん!
「印刷の話をしますが何か…」も、
今回で4回目になりました!
随分ご無沙汰だったねえ。
俺はもうてっきり打ち切りになったものだと思ってたよ(笑)
Sさん、縁起でもないことを言わないでください!
あと、このコーナーの見出しに「新入社員」という文字も見えるが、Tくんももう3年目だろう。
3年目で新入社員って広告に偽りありじゃないか!
心はいつも新入社員のように新鮮だということで…。
俺はまだ知識も経験も新入社員並みだった…。
もう!
落ち込んでないで本題に入りますよ!
今回のテーマはズバリ「色」です。
色ねえ…。
う~ん…、いやあ実に惜しい人を亡くした…。
???
分からないのか!
「人生いろいろ」といえばお千代さんじゃないか!
えっ!?そこいきますか!
ゆずの「夏色」とかじゃなく…。
島倉千代子の「人生いろいろ」以外ありえん!
もうどーでもいいです…。
本題に戻りますよ!
実際、普段よく目にするチラシや、ポスターのカラー印刷ってどのようになってるのですか?
カラー印刷は「シアン(水色)」「マゼンタ(赤紫)」「イエロー(黄)」「黒」の4色でほぼ全ての色が再現できるんだ。
聞いたことあります。パソコンのプリンタと同じですね。
まあ、そういうこと。印刷の場合もこの4つの色を掛け合わせることによって色を表現できるんだ。
使用する版の枚数も1色につき1版なので、4枚の版が必要となる。
なるほどねえ。
あっ、でも待ってください。
さっき「ほぼ全ての色が」って言いましたよねえ。
それってどういうことなんですか?
おおっ!よく聞いていたねえ。
実は、金色や銀色といった金属系の色や、淡い色調の色は非常に難しいんだ。
へえ…
前者は質感や光沢などが出しにくく、
後者は微妙な色のコントロールが難しい。
…………らしいよ。
なんでそんな自信なさげに言うんですか!
いやあ…、ほら、俺、実際印刷機触ったことないし…。
あっ、なるほどね。
人生いろいろ、印刷営業マンもいろいろということで…。
なに中途半端なオチつけてるんですか!
そうそう大事なこと言うの忘れてた。
なんですか?
Tくんさあ、屋外の選挙ポスターの写真って見たことがあるだろう?
もちろん、ありますよ。
あれって、なんか顔色が悪いように見えない?
言われてみれば、確かに青白くなっているような…。
実は太陽光の紫外線によって赤色だけが退色してあんな風になっちゃうんだよ。
へえ~。
実は面白い話があって、カタールの国旗も元は鮮やかな赤色だったんだ。
だけど、日光にさらされていくうちに色が褪せてしまって、今の色が正式採用になったという説があるんだ。
国旗がですか!?
あとオランダ国旗の赤も最初オレンジだったんだけど、やはり色あせを考慮して今の赤色になったと言われている。
色ってそれだけ大事ということですね。
あとパラグアイの国旗は表と裏でデザインが違うし…。
ネパール国旗は四角形じゃないし…。
日の丸の白い部分を緑にしたらバングラデシュの国旗に…
いや国旗の話はもういいです。
色と関係ないし…。
日の丸を青と黄色にしたらパラオに…
ってもういいですね。