2月になりますが、京都の青年団体14団体が集まって交流を深める、年年歳歳2013京都青年団体会議がありました。講師は霊山歴史館学芸課長の木村幸比古氏でした。
“志”を貫き通す事で生み出された幕末維新の数々の奇跡の物語を、史料展示ブース見学し、さらに木村氏の講演を聞く事で、過去に起きた事を振り返りながら今の自分達をも振り返りました。
講演の内容は、佐久間象山、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬など幕末に生きた人達の「志」について様々な名言から読み解いていきました。そしてその後はテーマに基づいていろいろな団体の方とグループディスカッションをしました。
・・・“志とは何か”
という今回のテーマでしたが、その前になぜ幕末、維新はこれほど人に人気があるのでしょうか。
かくいう私も一番大好きな時代です。
誰をとってしても本当に深い物語があり、日本を良くしたいと思うそれぞれの目的は同じでありながら、思想ややり方の違いでぶつかったり、自分達が国を動かす事を強く信じて行動し、その同じ志に従って仲間が生まれ、大きな力を生んだ時代。それが幕末の私のイメージです。
そして、その中でも好きな吉田松陰や坂本龍馬の、偏見の時代にどれだけ大きな目線でものを考えられるかという部分が特に私が惹かれる部分です。
「人には寿命があるが志に寿命はない。20代で死んだ者が志高ければ受け継ぐものが現れるが、80代も生きても志がなければ無に等しい。」
この言葉を聞いて、自分の甘さや夢物語を、もっと志を込めなければいけないと思いました。
ちなみに私達のグループは志とは何かについて話し合った結果、
「強い覚悟を持って心に決めた事」
になりました。
まさにその通りですね。
人が魅力を感じる真髄の部分はいつの時代も変わっていない事を改めて感じました。