『親育』 ~子供を育てるために大人が気付くこと~

先日京都青年会議所の例会で『親育』をテーマにした事業が開かれました。
『親育』とは子育てに必要な親としての価値観を育てることです。

京都市教育委員会指導部長をされております柴原弘志氏と京都JCの理事長との対談形式で行われました。興味深い内容でしたので、書き留めておきたいと思います。

子供を褒める時の3つのポイントは、
①何が良かったのか具体的に褒める。
②その過程も褒める。
③褒める事で達成する事が目的ではなく、その感動を分かってもらう事。

子供を叱る時の3つのポイントは、
①人間性を否定しないように具体的に悪かった部分を叱る。
②一貫性を持つ。(家庭や地域で)
③成長を促す為に叱っている事を意識する。

ちなみに前にブログでも違いを書いた事がありましたが、講師も「怒る」と「叱る」は明確に分けておられました。
「怒る」はやっぱり喜怒哀楽の感情ですしね。

親の大切な4つの行動は、
①みる ②きく ③伝える ④見守る

そして、①の「みる」は、「見る」だけでなく、「視る」「観る」「察る」という漢字で表現するように、しっかりと意識して、視点を合わせて、観察するように「みる」ということです。

他にも②の「きく」は「聴く」という漢字で表現され、漢字の成り立ちのように、耳で直接心の声を聴くということだそうです。

それと体罰についても言及されていました。
親が子供に行う体罰は、本当にその子にとってその方法でしか良くならないと判断した時にだけであれば必要な事もあるかもしれませんが、それはただ教育の勉強不足である場合も否めないので、しっかりと学び、その上で適切な方法論として考えなければならないのかもしれません。

子育てには正解がない中で、親だけでなく、地域や周りの人達も、基本的な部分をしっかりと学び、身に付けなければいけないと思いました。
教育というのは国の全ての根幹でありますし、この機会に丁寧に考えていこうと思います。

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