人間的成長の一つ -価値観の幅を広げるということ-

人には好き嫌いというものがあります。

あれが好き、これは嫌い、あの人は好きだけどあの人は苦手or嫌いなどなど・・・。
これは一種の価値観です。
価値観というのはこの世界においてとても面白い題材ですね。でもそれを書き出すと止まらないので、またの機会にしておきます(^_^;)

好き嫌いを正直に表現するのは素直でいいことなのかもしれませんが、それは、自分の人生や人間関係においてとても大きな影響を与えます。

好きなものの為には人はものすごい力を発揮しますよね。
けれども、嫌いなものには中々力が出ません。というか行動しませんよね。
もちろんこれは対人関係に対しても同じことですね。
例えば、世界中の全ての人や事が好きなものであれば、おそらく無敵の人格になりそうです。・・・眠れなさそうですね(^^;)

これはビジネスの世界にもよくあることだと思いますが、仕事が好きな人、もしくは好きな仕事をしている人はその全てが充実しているような気がします。もちろん仕事以外の時間もです。
逆に嫌々仕事をしていると一日の大半が嫌な時間になってしまい、プライベートも休憩に使ってしまいがちになってしまいそうです。

では、仕事を好きになればいい、好きなことを仕事にすればいいという考えが浮かびます。
でも現実にはそう甘くはないかもしれません。

私がとても感銘を受けたのは、ある人から聞いた、
「好きなものを増やす為に価値観の幅を広げる」ということでした。

好きなものが増えれば、それだけ力を発揮する部分が増えるということ。
とても単純なようでなかなか気付きませんでした。
「好きになる」というのと、「好きなものを増やす」というこの微妙なニュアンスの違いが、私にはとても共感できるものでした。
「好きになる」は少し無理やりな気がしますしね・・・。

「好きなものを増やす」
「好きの価値観の幅を広げる」
だからこそ、いろいろなものを見て、聞いて、感じること。
いろいろな人と話し、触れ合い、交流すること。
そうやって価値観の幅を広げていくことが、自分自身の力の発揮どころが拡大していくことに繋がります。

私はどちらかというと狭い世界で生きたくなってしまうので、この部分が見失いがちでしたが、改めて、世界のいろいろなものを見ることと、様々な価値観の人と交流することの意味と大切さを感じました。

価値観の違う人との付き合いはとても大変かもしれません。俗に言う「あの人とは合わない」と言われるものですね。好きな人とだけ交流する方が楽で楽しいのは言うまでもないですが、生きていくなかでそういう人としか関わりを持たずに生きることは意外と難しい部分もあります。

でも、自分の価値観の幅が広ければ、そういう人とも認め合うことが出来、上手くいけば好きになれるのではないでしょうか。

なりたい自分を目指す人間的成長や自己実現は、こういう部分から生まれてくるものなのかなぁと思います。イライラしたり、モヤモヤしたり、マイナスの心に囚われないよう、広い心を持つことを心掛けていきたいと思います。

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