ひと月程前になりますが、良い会社を作る中小企業家同友会の青年経営者全国交流会が山梨で開催されました。
今回はその時に学んだことを書きたいと思います。
今回京都からは大型バスに乗って行きましたので、道中は一緒に乗っている多くのメンバーとわいわいと交流しながら、往路は成長のイメージだけを持って楽しみに参加しました。
京都からの青年部会の仲間である方が経営報告者として発表されるので、そちらに応援も兼ねて参加しました。
その分科会のカテゴリーは「事業承継」。
1月に承継を予定している私にとって最も重要なカテゴリーです。報告者の話から、自分との共通点や、課題が明確になり、やってるつもりの危険さと自分への甘えを感じました。
グループ討論では、「事業を承継するというのは、何を承継することか」という流れで話が進み、同友会で学んでいる、理念と社員という意見が多く出る中で、承継において最も優先することは、先代との関係性を深めることが何よりも重要だと感じました。
確かに事業承継することを客観的に考えると、事業とは何か、会社とは何か、思いとは何かを考えなければ前に進みませんし、誰からそれを継ぐかと言われると、先代からしか得られないと思います。私の場合、今でもよく社長と話はしますが、もっと聞くべきことがあることを実感しました。承継まで元気でいる社長に感謝しながら、さらなる共有をはかりたいと思います。
次の日の記念講演も本当に分かりやすくて、マーケットの見方や、井の中の蛙の解釈や経営者の使命、弱者の戦略、マインドマップと判断基準、目安箱などなど盛り沢山の学びでした。
「中小企業は井の中の蛙であるべきである。しかし大海は知らなければならない。経営者の使命はどの井戸で勝負するかを選択することである。」
こうした古くからある言葉を少し解釈を変えてみるだけでどれだけの人が感動するのだろうと考えながら、人の心を動かすための重要な話を聞けました。
私は今回の講演の中で実践されていた、「理念の共有の場を作る」ことをまずは実践してみようと思います。