少し前の話にはなりますが、9月に中小企業家同友会の青年経営者全国交流会に行ってきました。文字通り全国の青年経営者を中心に、年配の方も大勢交えての勉強&交流会です。
そして今年の開催場所は東京でした。集まった人数は約1500人という史上最高の人数で驚きです。
大体の概要は、1日目に分科会といういくつかある内の1つの経営体験報告会に参加し、ある経営者の経営報告を聞き、その後グループに分かれてテーマに基づき討論をするというものです。2日目は朝から全体で集まって有名な方の基調講演を聞いて終了します。
全国の素晴らしい経営者達と様々な角度から経営とは何か?経営者とはどうあるべきか?などを討論するので、非常に熱く、深い、全国交流会です。参加後は大体自分の価値観が拡大されて帰る事になり、自分と自社に対する意識にとても良い変化が生まれています。
今年も京都から16ある内の1つの分科会の設営をさせていただきました。
経営報告をしたのは、京都同友会青年部会直前幹事長の岡本幸博さんです。私は昨年座長という役をしていたので、緊張しっぱなしの参加でしたが、今年はわくわくしながら楽しく参加させていただきました。
分科会において、報告は実行委員会内で何度も聞いていたので、私自身はグループ討論での学びを一番意識しました。始めはなかなか討論が上手く進んでいなかったのですが、少しずつ全員が積極的に話し始めて、場が和やかになってきました。
経営者の責任というカテゴリーの中で、積極的で自信のある経営意識を持っている方と、消極的で自分に自信なく経営されている方で意見が分かれ、その中で自分自身も過去と現在と未来の自分を思い描きながら、自分なりの経営者像を想像し、その責任というものを考える事が出来ました。
2日目の基調講演は今まで聞いてきた講演の中でも非常に良かったです。講師は(株)マザーハウスの山口絵理子氏でした。事業内容はバングラデシュやネパールで服飾雑貨のデザインや生産を行い、国境を超えたモノづくり・チームづくりをされています。
自分や自社に置き換える事も多かったですし、何よりも要所要所で出てくる言葉にとても重みと感動を覚えました。
「人間関係を恐れない。分かってもらえるまでなぜかを問い続ける。」「他人と比べるのではなく、主観を大事にする。人生で振り返るのは常に自分の主観。」
生きる意味や仕事をする意味などとても熱く深く心に入り、終始自分の中に入ってくる報告でした。
今回もこの全国大会に参加して実践しようと思う事は山ほどありますが、まずは自分の人生と経営理念をマッチングさせ、経営指針に反映させていくとともに、この素晴らしい運動を語り続けたいと思います。