第73話 ダンボール印刷の基礎知識|フレキソ印刷とオフセット印刷の違いと使い分け

こんにちは!営業部のKです。「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第73回を始めます。 33回目となる当コーナーですが、今回はダンボールの印刷の話をしていきたいと思います。

近年、ネット通販の普及やブランド価値を高めるための凝ったデザインのパッケージ需要が急増しています。
特に「大ロットで低コストに作りたい」「ブランド価値を高めるためにカラーできれいに印刷したい」といったダンボール印刷のご相談が増えています。

ダンボールへの印刷方式は主に フレキソ印刷オフセット印刷 の2種類(※極小ロットではインクジェット印刷を使う場合も)。
それぞれの特徴を理解して選ぶことで、コストや品質を最適化できます。


フレキソ印刷|低コストでシンプルデザイン向き

ネット通販で届く梱包用ダンボールの多くは、このフレキソ印刷方式で、最もスタンダードな印刷方式です。
以下の特徴があります。

  • 低コスト:同じデザインの場合、初回に作った版を保存期間内なら繰り返し使用可能
  • シンプルなデザイン向け:単色~3色程度のロゴやリサイクルマーク、ケアマーク印刷に最適
  • 環境にやさしい:水性インクで印刷でき、環境負荷が低くエコロジー対応

こんな方におすすめ:

  • 同じデザインで繰り返しダンボールを発注する方
  • コストを抑えつつブランド感を出したい方

オフセット印刷|高級感・デザイン性重視

ギフト箱や店舗什器など、デザイン性を重視するパッケージ制作にはオフセット印刷が最適です。

  • フルカラー対応:写真やグラデーションも美しく再現
  • 高精細印刷:細かい文字や模様もくっきり表現
  • 見栄え+機能性:緩衝性のあるダンボールに高級感をプラス

活用例:

  • プリンやジャムなど瓶入り商品のパッケージ
  • 高級感を演出したいギフト用セット箱

フレキソ印刷とオフセット印刷の比較

項目フレキソ印刷オフセット印刷
コスト◎ 安い△ 高め
デザイン表現△ 単色~3色向き◎ フルカラー・細かい表現
版の再利用可能基本的に新規作成
環境対応水性インクでエコ油性インクが多い
用途例通販用ダンボール、シンプルな梱包箱ギフト箱、販促什器、ブランドパッケージ

まとめ

ダンボール印刷は、コスト優先ならフレキソ印刷、品質・デザイン優先ならオフセット印刷 が基本の選び方です。
弊社でも近年、ダンボールを使った高級パッケージ制作のご依頼が増えており、素材や印刷技術も日々進化しています。

「どちらの印刷方式が適しているかわからない」「小ロットでも対応できる?」といったご相談もお気軽にどうぞ。

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