第71話 ニスを使ったデザインはいかが?

自分がまだこの会社に入社したてのころ、担当した和菓子屋様からパッケージ作成のお仕事のお話をいただきました。箱の身にフタをかぶせるだけの作りとしてはシンプルな紙のパッケージでした。

深緑色のフタの箱。

色合わせ等、多少神経を使うことはあったのですが、これといった問題はなく完成。
ところが問題は納品後に発覚します。

箱の身のところが汚れている。その汚れはどうやらフタの色が色移りしたものらしい。

そうです。
当時の私はその箱の表面に「ニス加工」をしていることに気が付かなかったのです。
いわゆる特色1色、ましてや「深緑色」など濃い色の場合注意が必要です。

たまたまこのブログを読んでくれている新人営業マンのあなた!その箱大丈夫ですか?

そんな訳で今回は「ニス加工」のお話。←今回は前振りが長い・・・

「ニス加工」とは上記のように、紙同士が擦れたときなどに色移りをしないようにするための処理です。
ただ、それで完全に解決できることはないのですが、それでもニス加工をしているのとしていないのとでは明らかな差がでます。

ニス加工の種類などは過去にこのブログでも取り上げているのでそちらをご覧下さい。

※第17話参照←はい、逃げました(笑)

あと、デザインとして「ニス加工」を使用する場合もあります。
名刺などに使われたりしますが、1色ベタの部分に使用すれば、傾けた時などに光の当たり方でその部分が浮かび上がって見えたりします。
ちょっとしたさりげないことに聞こえますが、デザイン次第ではとてもオシャレなものになりますよ。
ただ白地の部分にニスを使用したデザインでは効果が発揮しずらい(好みによりますし、意見には個人差がありますが)のであまりお勧めはしません。

その辺りも弊社営業マンがご相談にのりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。 今回はこのあたりで・・・

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