こんにちは!営業部のKです。「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第68回を始めます。68回目となる当コーナーですが今回は横断幕の話をしていきたいと思います。
横断幕の用途
横断幕はスポーツの応援やイベント会場での宣伝販売、高速道路で橋に掛かっているドライバーへの注意喚起や工事の告知など様々な場面で目にすることができます。
弊社では最近お正月に出す屋台に掛けて使用する横断幕を作成しました。
また横断幕と似たもので懸垂幕というものがあります。懸垂幕は横断幕の縦型のもので、百貨店の壁にセールの告知をするために使われていたりするので見かけたことがあるかと思います。
横断幕の素材
横断幕に使用される素材には様々なものがあり、ターポリン、遮光ターポリン、メッシュターポリン、トロマット、防炎トロマットといった素材がよく使われています。
それぞれの素材の特徴は以下になります。
◎塩化ビニール系素材
〇ターポリン
屋外での使用に適した素材です。布素材のトロマットよりも厚みがあり耐候性が高く屋外に長期間設置していても色褪せが少なく一度設置すると3~4年は使う事ができます。
遮光ターポリンは間に黒い生地を挟んで作られた素材で裏面が透けないので両面印刷に適しています。
メッシュターポリンは小さな穴をたくさんあけたもので通常のターポリンよりも軽量で風の影響を受けにくいので大型の横断幕を作成する際に使用されます。
◎布系素材
〇トロマット
屋内の使用に適した素材です。ポリエステルで作られた布系の素材でターポリンに比べると軽く折り畳みが容易なので屋内の使用で一人での持ち運びが想定される際などに適しています。
防炎トロマットは耐火性のあるトロマットでガソリンスタンドや飲食店など火を使う側で使用されています。
横断幕の加工
〇ハトメ加工
ハトメ加工はロープを括り付ける部分を追加する加工で四隅と長辺にハトメ穴を開けます。横断幕を固定して使用する際にハトメ加工を行います。
〇上下袋縫い加工
上下袋縫い加工は横断幕の上下の生地を縫い合わせて袋状にする加工です。ハトメ加工では固定できない場所に横断幕を設置する際に、上下にパイプを通して紐を括り固定できるようにします。またパイプを通すことで横断幕の生地がよれにくくなる効果もあります。
終わりに
今回は横断幕をテーマにしてみました。
横断幕は様々な場所で使用されていて普段目にする機会も多いですが、それぞれの用途によって適した素材や加工方法があるのでもし作成を考えられていたら気軽にご相談ください。
それでは次回もお楽しみに!