第35話 植物でつくるプラスチック

営業部のOです。今回は「植物でつくるプラスチック」について紹介させていただきます。

皆さんは、「このレジ袋は植物由来の原料を配合することで、石油資源の節約とCO2削減に貢献しています。レジ袋の削減にご協力をお願いいたします」という文言を目にされたことはあるでしょうか。よくコンビニ等のレジ袋に記入されています。

では、植物由来とは。

プラスチックは、元々石油を原料に作られていますが、石油の代わりに植物を使用したものも増えてきており、「バイオマスプラスチック」と呼ばれています。植物というのはトウモロコシやサトウキビなどです。レジ袋においては殆どがサトウキビを使用しています。
砂糖になるところを抽出し、残った食べない部分(廃糖蜜)を使用しています。

レジ袋に使用されている「ポリエチレン」の場合

石油から「ナフサ」を取り出し、熱を加えて「エチレン」に変え、エチレンをつなげてポリエチレンを作ります。
サトウキビでは、廃糖蜜の「糖」から「エタノール」を取り出し「エチレン」に変えます。エチレンからポリエチレンに変えるのは石油と手順は同じ工程です。

なぜ、石油ではなく植物を使用するのか。ひとつには地球温暖化対策があります。

原料が石油でも植物でもプラスチックを燃やすとCO2が出ます。しかし、植物は育つときに光合成をしてCO2を吸収するので、燃やして出る分と差し引きゼロと見なされるのです。これを「カーボンニュートラル」と呼びます。

では、植物から出来ているので自然に還るのでしょうか。

「生分解性プラスチック」は、土の中の微生物がプラスチックを分解し、水とCO2に分けます。また、そうでないものもあります。
「バイオマスプラスチック」は原料が植物や微生物かどうかで区別されています。
「生分解性プラスチック」は分解されるかどうかという性質で分けられています。

この二つを合わせて、「バイオプラスチック」と呼びます。よく混同されるのですが、バイオマスプラスチックが必ずしも全て自然に還る訳ではないので、最もエコなのは「生分解性プラスチック」となるのですが、それも何年かけて分解されるかは素材によってかなりの差があります。百年後に分解されるプラスチックは、百年間は海や地表に漂っている訳ですから、本当に自然に還っていると言えるのかどうか難しいところでもありますね。
また、分解するには土に埋め立てたり、肥料にする設備で処理したりする必要もあります。

如何だったでしょうか。脱プラや脱炭素の流れにより様々な新しい素材が出てきてはいますが、一番良いのはゴミを出さないものを使うか、確実に自然素材を使うという原点に戻ることなのかもしれませんね。
会社としても地球と生き物に優しい環境づくりを今後とも注視していきたいと思います。では、次回もよろしくお願いします。

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