第11話 バイオマスプラスチック製袋

どうも営業部のTです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第11回を始めていこうと思います。今回も最後まで読んでいただければ大変嬉しく思います。

今回は「バイオマス袋」の話を少~ししていきたいと思います。

まず、2020年7月1日からレジ袋の有料化が施工され、レジ袋などのプラスチック製買い物袋を有料化することによって使用量削減が目的とされています。
*中身が商品でない場合は対象外です。
例:景品・試供品など。

そもそも「バイオマス」って何?

バイオマスとは、動植物から生まれた再利用可能な有機性の資源のことです。主に木材、海藻、紙、生ゴミ、動物の死骸、ふん尿、プランクトンなど。バイオマスは太陽エネルギーを使って、水と二酸化炭素から生物が生成するので、持続可能な資源であることが特徴!

バイオマスの種類は主に「廃棄物や未利用なもの」 「資源作物」に大きく分類されます。
バイオマスを原料に使われたプラスチックを「バイオマスプラスチック」と言い、ポリ袋やレジ袋の原料として使われる主なバイオマスは、サトウキビなどから取り出される糖類やトウモロコシなどの穀物資源の「資源作物」になります。

お客様に今まで通り無料でレジ袋を提供するには

お客様に無料で提供できるのは3つの方法があります!

  1. バイオマス材料を25%以上使用した袋
    バイオマス素材の配合率が25%以上であることが第三者により認定または認証されたことを示す記載または記号が必要。
  2. 袋の厚みが50µm(0.05mm以上)の袋
    フィルムの厚さが50µm以上で、繰り返し使用を推奨する旨の記載または記号が必要。「この袋は厚さ50µm以上であり、繰り返し使用することが推奨されています」など。
  3. 海洋生分解性プラスチックの配合率100%の袋
    海洋生分解性プラスチックの配合率が100%であることが第三者により認定または認証されたことを示す記載または記号が必要。
バイオマスプラロゴ

バイオマスプラ表記

袋タイプの例

素材

  • HDPE(中低圧法高密度ポリエチレン)…一般的にコンビニやスーパーなどのレジ袋として使われている素材です。LDPEに比べ透明度は低く、触るとシャカシャカ音がなります。
  • LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)…一般的にポリ袋と呼ばれる物は、この低密度ポリエチレンが使用されています。プラスチックの中で最も生産量が多く、価格が安く費用もあまりかかりません。展示会・アパレル商品などで使用されています。触るとつるつるしています。

  • Uバック
    一般的なレジ袋タイプで、上部にU字型の抜きがあるため「Uバック」と呼ばれています。基本的に横にマチがついてあるのが一般的ですが、底にマチが付いてあるタイプも作成可能です。主にスーパーやコンビニなどで使用されています。

Uバッグ

  • 小判抜き袋
    取っ手を小判型に抜いた袋のことです。マチなしタイプの平袋や横にマチが付いてあるタイプ、底にマチが付いてあるタイプがありますので、中に入れる用途によって作成可能です。主に展示会・アパレル商品などで使用されています。

小判抜き袋

  • ポリハンドル袋
    取っ手付きのポリ袋で持ち運びに便利な袋です。このタイプもマチなしタイプの平袋や横にマチが付いてあるタイプ、底にマチが付いてあるタイプがありますので、中に入れる用途によって作成可能です。アパレル商品や飲料入れなどで使用されています。

ポリハンドル袋

これからどんどんエコ化が進んでいくと思います。まずはできることからこつこつとエコに取り組んでいきましょう!この、こつこつとエコへの取り組む姿勢が環境問題の改善と今後企業価値を高めることになってくるでしょう!

それでは今回の「営業部マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」はこのへんで!では、次回の更新もお楽しみください( ̄― ̄)

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