第62話 印刷で使用するインキ

どうも営業部のTです!「営業マンが語る!印刷物のちょっと深い~話」第62回を始めていこうと思います。今回も最後まで読んでいただければ大変うれしく思います。

今回は、印刷のインキの話を少~ししていきたいと思います!

まず印刷業界では「インク」のことを「インキ」と呼ぶ人が多いです。
それはなぜかというと、名前の由来はオランダ語の「Inkt」で、インクを日本に初めて持ち込んだのがオランダだからそうです!

次に印刷インキの主成分は?

・色料
・ビヒクル
・補助剤
この3つで構成されています。

色料とは

印刷物の色を表現するもので、顔料と染料に分かれており、顔料は塗料やプラスチック製品などの着色に使用され、染料は繊維やインクジェットプリンター用のインキなどに使用されます。

ビヒクルとは

ワニスとも呼ばれていて、油脂類・天然樹脂・合成樹脂などを混合した液状成分。顔料を分散して印刷面まで運び、乾燥固化・固着させます。

補助剤とは

滑剤や硬化剤などのこと。インキの流動性や乾燥性などを調整する役割があります。

インキによって得意・苦手な表現があります。

一部インキの情報を紹介したいと思います!

プロセスインキ

カラー印刷(プロセスカラー)に必要なインキ
色材の3原色のCyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)+Black(ブラック)のこの4色を組み合わせて印刷します。基本的にK→C→M→Yの順に印刷されていきます

特色インキ

どうしてもプロセスインキでは再現できない色があります。
例えば淡い色や鮮やかな色を印刷する時・この部分はこの色を指定して印刷したい場合などに特色インキを使用します。

バイオマスインキ

環境配慮型のインキで、綿・パルプ・米ぬか・植物油・被子植物の種などの再生可能な有機性資源を一部使用した製造したインキになります。

他にも、金・銀・蛍光・パール・白いインキなどもありますが今回はこのへんで!
それではまたの更新をお楽しみください(^_^)/

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