先月の中旬になりますが、中小企業家同友会の開催する、青年経営者全国交流会が富山県で行われました。
私も京都の仲間達と一緒に参加してきました。
京都同友会から株式会社タザワ電気の田沢直氏が報告者として出ている、第3分科会に参加しました。もともと京都で事前にプレ報告会などで内容は聞いた事があったのですが、やはりそこは全国の舞台。緊張感も高揚感も全然違うものでした。
報告を聞いてから十人ぐらいのグループで、グループ討論というものを行うのですが、いつもと違って全国の全然知らない人同士でしたが、同じ青年経営者だけあって、熱くなり出すとどこの地方の人も変わりなく盛り上がっていきました。
内容は心が人を動かし、人が心を動かすというテーマで、本気の心を高め、それをいかにして他人(社員)に伝えるかという内容でした。人間の本気とはどこまでのものか、何をもって本気と言えるのか、それを分析してみたくなる私にとっては、報告内容よりも、田沢氏自身の本気を見抜く事に重点が置かれていました。それは欠けている自分の心を埋める事になっていたのかもしれません。
報告後のグループ討論では、私と同じように本気って何だろうという人がほとんどでした。みんなそれほど熱くないとか、気持ちが強くないとか、それほど本気って意識していないなど、人によって理由は様々ですが、報告者田沢氏の気持ちの強さとの違いを見せつけられていた感じでした。けれども討論を重ねていく内に、自分なりの本音をしっかりと自分自身に納得させて、自分の気持ちにする。それを他人に話す事を繰り返す事で、少しずつ自分の本気が見えてくるのではないかと思いました。
今回参加して思うのは、人を想う事、熱くなる事、人を知る努力をする事、人に伝える事などを繰り返し行う事によって、ようやく本気の自分が仕上がっていくという事。勝手に、ましてやすぐに本気の自分には出会えない事。そしてそれを踏まえ、後継者としての本気の出し方の1つに気付く事ができました。